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視界の果て
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作詞 メモリアル=デバイス |
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僕は弱いのでしょうか
人混みの幾多の
会話の糸が
左耳からいつも
入って来るのです
僕は弱いのでしょうか
小さな頃に母親の
懐で感じた
この世の全てより
勝る包容力
いつかは終わってしまうと気付いたこと
だから
いつも抱きしめられたとき
いつの間にか
自然と涙が頬を
伝っていたのです
僕は弱いのでしょうか
大通りの影が作り出した
5ギガバイトの情景さえ
僕のものにならずに
路上をひたすら彷徨うのです
でも
正直さだけは
誰にも勝るのものです
人の面を気にして
感情を押し殺す
その辛さだけは
何も勝らなかった
まるで生きる屍のような
着ぐるみだったのです
唯一無二の一本の大きな柱が
僕の支えであり
悲しいことは悲しい
辛いことは辛い
嬉しければ笑う
これだけで僕は日々生かされているのです
欠片を取り戻す為の
明日迎えたいな
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