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夕陽に溶ける夏の雲
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作詞 なっちゃん |
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7月も終わり8月に
差しかかった頃
山合いへの坂道
見下ろせば家屋の瓦や
垣根
乾いた喉に
通っていくドリンク
自転車のサドルに
片足引っ掛けながら
ふと気づくと、
目の前に大きな
夏の夕陽
紅鮭色(コーラル)に染まる
まんまると
より一層増す光
落ちかけの線香花火
そのものが
瞳のフィルムに焼きついて
沈んでいく 一部だけ覗く
頭 すももの様に
ダークな深山
富岳三十六景
桃色に染まる美空
溶けた後は
重なり合う雲が
絵の具を混ぜた様に
柔く浮いている(敷き詰められている)
かき氷か? わたあめか?
小さな町のコインランドリー
手間
こんな場所があったんだなって
夕陽に溶ける夏の雲
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