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翳しの羽
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作詞 過悔 |
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「出掛けよう」なんて
簡単に言わないで
今ここに貴方が居る
それで十分なのに
優しいばかりで嫌になる
夕焼け色のランプ
悲しさばかりのその眼には
何色に映っているの?
貴方の影の中で
貴方の声を聴かせて
貴方の陰が何時か晴れるまで
ずっと隣に居るから
「どうしたの」なんて
貴方のせいだよ
繋いだ手もっと近く
口は固く閉じたまま
隠した胸の奥まで焦がす
おせっかいなお日様
遮って向けた表情は
どうして笑顔じゃないの?
貴方の影を浴びて
貴方を見上げていたい
貴方の陰すら照らせる様に
きっと強くなるから
冷たさもすぐ痛みになる
うるさいばかりの雨
混じって聞こえた足音を
何時からか待っていた
私の影が浮かぶ
貴方の光の中で
貴方の陰は向かい合わせ
やっと解ったんだ
私が光になる
貴方の光みたいに
私の陰はもう何処にも無い
貴方の光になるよ
貴方の陰を見せて
貴方の光になるよ
貴方が私の光だから
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