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護り屠る者
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作詞 Ibu |
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「私は護るよ」
なんて洒落た台詞を
云った所で自分が
ボロボロになってるのに気付いてるかい?
確かに護る事は
誰かを救う、素敵だ
でも鏡を見てみろよ
そこに護る者がいるからさ
屠り屠られを繰り返して
皆の体がバラバラに
なってでも得たい
居たい気持ちが嘘じゃないなら
自分すら護れない癖に
何が「誰かを護りたい」なんだ
心から救いたいと願うなら
まずは自分を護ってみせてよ
自分すら護れた人にだけ
周りを見る権利がある
とは言わないが言いたくはないか
まだまだ弱い自分だから
「君を護るよ」
きっと支えになるだろう
でも、僕は弱すぎるから
期待に答えられないな
確かに護りきれば
救い切れる、素敵だ
でも何故がボロボロなのは
いつだって自分なのに
君が屠って欲しいと願う
人は目の前の敵かな
悲しいけど一人では
敵わないと分かってるから
自分すら護れないそれで
云う台詞が「誰かを護りたい」
だとしたら少し大人気ないぞ
自分を見ようとはしてないのに
自分を護りきった人が
その誰かを歌うのだろう?
自分が屠られる覚悟を
今からでも持つといい
強さは関係ないと
君の瞳がそう唱えてる
これも心からの
足掻きの戦いだった
自分を護れたらその
「誰かを護りたい」を言えるのか?
もう云う資格があるなら
私は私を変えよう
自分を見なくたって
周りは意外と君の事を
救いの手と思ってくれてるから
弱くだっていいのさ
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