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以津真天
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作詞 Ibu |
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世界が閉じて、人々が迷った
「どこまで」と
「どこまで」と歩む
笑顔が消えて、人々は恐れた
「いつまで」と
「いつまで」と囁く
誰にも見られない場所で
鳥は静かに問い続けていた
何処にも往く当てが無い人に
今じゃないからと諭された者に
いつまで、いつまで続くのか
その言葉は余りにも重くのしかかり
それならば、それならば私は
せめて側に居ようとするのです
未だ終わらぬ、乱された心の在り様
「どこゆけ」と
「どこゆけ」と待つ
放置された、死屍の塊が
「いつまで」と
「いつまで」と嘆く
誰にも見られてしまったら
鳥も黙ってはいないだろうな
私も何れ一部になってしまう
それは今ではないとは分かっていても
いつまで、いつまで続けるのか
この場所もあの場所も変わり映えしないのに
そこならば、そこならば私は
まだ生きている事が出来ると
その山が死で重なっていたのならば
私だって嘆いてしまうのでしょうか?
「いつまで」と「いつまで」と
何度も問う理由がもし見つけられたなら
いつまで、いつまで続こうか?
最早腐敗臭で溢れたこの陸地にて
「何処へ行けと云うんだよ」
その叫びは静かに響き渡った
鳥が消えゆるその日まで
今日も異常を生きる
生きる
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