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僕の理想論
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作詞 Ibu |
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優しさという果実があって
苦しみという果実もあって
何方も味わってみて
次を選べたら良かったな
あの人はきっと良い果実を
食べて成長をしたのかな?
だとしたら、僕はどんな
果実を選んだのかな
理想とは程遠い世界が待っていて
只泣きじゃくる事しかできなかったんだ
誰かの理論が通る世の中ならさ
僕の意見も一つは駄目かな?
只話を聞いて欲しいだけというのが
僕の理想論でした
自分の考えた道を進むには
どうしても助言が欲しくって
只話を聞けたならなというのが
君の理想論でした
皆が望んでいた事でした
幸せと書かれた不幸の文字と
不幸せと書かれた幸の文字が
見分けが付く様になったら
道も開けたのかな
その人は別に僕に対して
悪気がある訳ではなかった
でも思う事が、もしあるならば
そんな文字見たくなかったな
理想を求める度に遠くなるのを
只見送る事しかできなかったんだ
誰の意見すら通らない世の中で
僕だけが通るなんて都合のいい
それを望んてた訳じゃないというのが
僕の本音でした
皆の意見を取り入れてしまって
ごちゃごちゃな味に仕上がった
それを一度は食べてみたいというのが
君の本音でした
そんな本音聞きたくないよ
理想なんて端から存在しなかったのを
無理に作ってしまったのが暴論だとしたら
何を云えば誰かの心に寄り添えられたのか
僕は考え続けていて、君の為と嘘を吐いて
全てを理解し合う事ができたのなら
全てを悟る事ができたのなら
それらすらも忘れられて
他人になりたかったな
気楽な自分になりたかったな
理想とは程遠い人生で
僕は前を見ていた
忘れない為に
足掻ける様に
誰かの言葉に
耳を傾けられたなら
その理想に
ちょっとは進めたのかな
そうだといいな
目の前に色とりどりの花が咲いていて
その花から果実が実って
それを抱きしめる事ができたのなら
僕はそれで良かったのかもしれない
その眠る光景を目にしてしまって
悲しみに暮れるだけの日々で
終わらないのが生きているだけで
君はそれで良かったのかもしれない
僕の理想論が分かる事が
本当の理想論でした
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