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マイナスの壊れた世界で
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作詞 Ibu |
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ここは海の中、沈没の世界
マイナスのプログラムの生成
偶然の賜物
溺れる迄泳ぎ続ける
この無限の世界で
出口だと思ってたら
そこは入口だった
「出してくれ」と喚いた所で
一度開けば
死しか終わりは無いんだ
泣いた
涙で溢れたこの世界の中で
響いた、届いた、この世界は終わる
何故出来たか分からないそんな終わりの先の世界
水位が上がった気がした
世界が変わった、その沈没は
数式の無い無知の共鳴
ただのガラクタ
息を吸おうと上へ向かう
この無限の中で
入り口から引き返そうとも
その入り口が分からない
「ここは何処だ」と今更気付いても
一度迷えば
終わりの見えない
水中の宮廷
その涙の味を飲み込んだ奴は
溺れた、藻掻いた、意味が無かった
その塩っぽさが苦となりこの世界を飲み込む存在
マイナスの意味が分かった
存在しちゃいけないから
負の数となる
不が増える
震えてしまう
ここは海の中
抜け出す事の出来ない
ラビリンス
迷う事に慣れてしまい
涙も汗も染み付いた奴は
汚れた、穢れた、汚くなってた
それがこの言葉を表す事が出来るならと願った
これが夢の世界
最期の最期まで足掻いた
時計が進んでいた残り僅かと
それでもきっと泳ぎ続けるこの滅びた海底の宮殿
もう、逃げられない
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