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糠喜
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作詞 Ibu |
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その喜は儚く儚く、ちっぽけだったんだ
ちょっとの喜を知る時
人は舞い上がっちゃって
嬉しいな、楽しいな、と糠喜を表現をした
幸せを噛み締める事の大切さを
知っていながら
こんな事で喜んでいたの?
それは些細な些細な予測変換
形が変わってしまったのなら
こんな事じゃ喜べないよ
誰か誰か喜を教えて
糠喜以上の喜がある事を
僕に教えてくれと
喜って何の為にあるのかな
とずっと考えてた
ちっぽけでもその幸せが得られるなら
それで良かったのかな
ほんのちょっとという
雀の涙の様な幸せを
糠ものだ、糠ものだと幸福論者が顔を出す
「こんなもんでも僕は」と
自分に言い聞かせていた
心の中の黒一点に気付けない儘
それは些細な些細な心臓の変換
人が変わってしまうかの様に
それでも喜たかった
教わらずとも喜は知っていたんだ
只糠喜以上の喜を知りたくって
問い続けていたんだ
喜に意味を問うのなら
もうそれは喜でも何でも無い
でも、ちっぽけな喜すら得られない時代で
喜べたのだから
欠片の喜を探り探りしていたら
塵も山になるのかな
その山を登る為の準備が
あまりにも不揃いで
でも
喜を噛み締めていこうと
生きていこうと思えただけでも
糠喜以上の幸せだったよと
思えただけで
儚いその喜は胸に抱きしめて
心臓を感じ取る事
そうして喜を掴めただけでも
良かったな、と思うのです
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