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思考の種
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作詞 Ibu |
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誰かが撒いてくれたのなら
自分の為に働いてくれるのか
その脳に生えた芽は
徐々に繁殖するようです
種は繁殖の基本
私も此処迄来た様で
思考の成すその見た目は
余りにも醜く見えていた
私が土から生える様な者なら
どれ程楽な人生だったでしょう
只子孫を残す、それだけを
思考していれば良かったのでしょう
その種は何処まで飛ぶか?
それで例えすくすくと育っても
人の邪魔になるだけで
除草液を掛けられるのでしょう
頭に生えたその芽は
私の思考を変えてしまうでしょう
寄生植物が成すが儘
今日も育ってく
撒くのは自分自身なんだと
自らの手で処理をしろと
心臓にも生えた芽は
私を養分にする様で
人の数と比例して
何方が頂点に立つのが
思考を持たぬ植物は
人様には勝てなかった様で
人と向き合った時からずっと
彼の様な生き様でいたかったと
只憧れる、それだけを
思考していれば良かったのでしょう
私の頭にもどうかと
思考無き者がその種に
縋る様な気持ちで
称えるかの如く掲げていた
その象徴となったモノは
慢心の浮わ心を持ってしまったが故に
思考を止めてしまった
祀りは終わってしまった
目を瞑れば、摘む枯れる
花は咲く事無く咲っていた
それが自分自身の事であると
気付けずに咲っていた
思考の有無が人を左右するなら
元からない者は如何すればいいのでしょう
その為の思考の種だったのか
その為の私だったのか
口も無く耳も無く鼻も無く目も無く
そうやって無いものを数える位なら
有るモノを数えた方が
良い思考だと思うのです
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