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海よ、私を見てるか?
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作詞 Ibu |
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潮風の匂いを嗅がせた、波の音が鮮明に残る
この厖大な塩水をただ観ていた
遠くで眺めていた、水の音が繊細に響いた
私は見てた、この海を観ていた
観測できるのは地平線の果まで
その先を私は知らなかった
辿り着こうと必死にその線を追い続けた
辿り着かない事を知らずに
海よ、私を見てるか?
私は、君を見てるか?
溺れ苦しむ事は無い
それをただ思い出した
それを確かめる為に
私はここに居る
波寝(なみね)の音がした、静まり沈む様な
閑さの声が木霊した、そっと包む様に
名を付けられたその心境は
実は名の知らぬ、未知の空間であった
陸地を知らぬ者は足元をすくわれ
海域を知る者は泳ぐ事を停止した
この問題を解く事などと思っていた
解ける日が来る事を知らずに
波よ、私すら飲み込むのか?
私は、それに抗う者なのか?
その非道なモノは恐怖と共に
私を導くのだろうか?
深いそれは底の無い深さで
物理を無視した第4のエネルギーは
未知のそれを表していた
それは海という革命
いずれ僕らは知っていくだろう
人は逆を征く水よ水よ
海は、私を知っているのか?
私は、海を知っているのか?
無知の恥を曝け出す事が
心の在り所であった
海よ、私を知ってくれと
私よ、海を知ってくれと
その非情の先を見ては
そっと包み込んだ
ただそれだけの為だけに
私は生きていた
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