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ボクのスマホは鳴らない
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作詞 哀愁 トオル |
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ボクのスマホは鳴らない
目覚めの朝、枕脇のスマホが鳴らない
朝風呂のあと、朝食を食べながら覗くスマホが
鳴らない
昨日の夜、ボクの返信で終わったのに
もうそろそろ、起きていてもいい頃なのに
鳴らない
ボクのスマホは光らない
仕事中、デスクの隅のスマホが光らない
昼食中、ラーメンのそばに置いたスマホが
光らない
今日は休みと言っていたのに
予定は無いと言っていたのに
光らない
ボクのスマホは震えない
帰り道、握り締めたスマホが震えない
気晴らしの、映画の最中も震えない
薄れゆく意識のなか、枕脇のスマホが
震えない
こんなにも愛しているのに
あんなにも返してくれていたのに
今日もボクのスマホは
鳴らない
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