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時速300Km/h
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作詞 踏 |
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午前三時
バックミラーに
失踪手形貼り付け
「もう二度と此処へは戻らない」って
助手席の子供に言い聞かせる
行先は「衝動」
サイドミラー広げ
深海にスポットライト当てたら
小指でハンドルを撫でる
あの子が寝静まっている
静寂の中で解禁したい
時速200キロに到達するまで
エンジンを踏み外せない曲者を
午前八時
身体が揺れて
人混みに紛れ込めず
「吊革に小指はかけないで」と
隣の子供が囁いてくる
行先は「誘惑」
連れ去ってくれよ
死んだように目が曇る空間に
彗星を投げ捨ててやる
あの子が目を覚ましても
操縦不能になっているから
今、感度を思うがままに高めて
碌でもない事を仕出かしたいんだ
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