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天才天災大事件。
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作詞 散命華 |
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1.
ひとつふたつと
世界の歯車が崩れてゆく
ノストラダムスと
マヤの聖者が笑い出す
呼ばれてないけど
目立ちたがり
自称美少女 魔法少女は
謎の呪文 “りらるりは”
地面が大きく揺れて
立つことも出来なくて
宇宙(そら)が落ちる 数分間
オワリを告げる あのコが
「皆様 本日は 記念スベキ 最期をお迎えクダサイ」
自称?
美少女な魔法少女が放った
言葉は届かない
追い詰められた オーディエンスが
すがりついたは神様 仏様
三千世界が くるくるくらり
もうだめだと空を仰いだ
二つのレンズ 映す景色は
涙するほど美しい。
手を伸ばして掴む 小さなネジマキ?
2.
キラキラ反射して
情けない僕を映し出す銀板(ぎんばん)
イニシエビトは
その眼でなにを見ていた?
神様 さじ投げて
仏様はアルカイックなスマイルだ
刹那 声を上げたのは
天才科学者だ。
「僕の発明 世界を救う!」
自信 自慢 語って
いざ 電源を 入れる時
遠くに聞こえたのは
「戻れ帰れ 早く早く! まだ 終わらないから」
自称?
天才名乗る科学者の発明
何者かに木っ端微塵にされ
神仏にも 見捨てられた
もう何も残らない15分
三千世界が くるくるくるり
もうだめだと空を仰いだ
二つのマイク 拾う終音(しゅうえん)
涙するほど美しい。
耳 澄まして 掴む 小さな子守唄?
「ほら、足を止めるな。
まだ、手を伸ばし続けよ。」
「ほら、見えるだろう。
続く道の先が
崩れても そのまま 駆け抜けて
振り返るな 諦めるな 足を止めるな」
次章
美少女な魔法少女が放った
言葉は彼の彼方(かなた)へ飛んでいった
もうだめだと空を仰いだ
二つのレンズ 映る景色と
三千世界が くるくるくらり
二つのマイク 拾う終焉(しゅうえん)
世界を動かす 全ての生命(いのち)は
涙するほど美しい。
指先 指し示す 儚い君の ほほえみ。
バッとハッと目を覚まして
周りを見渡してみれば
真っ白ないつもの部屋
繋がっている 管のその先
冷たいドアのその先へ
そして 僕は...
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