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誰か
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作詞 ノア |
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手のひらをみる
何もない手のひらなのに
手を伸ばしてみる
虚空に浮かぶ幻想が消える
遠くを見つめる
景色が分からなくなる
近くを覗く
近くも遠くも何も無くなる
耳を澄ませる
小さな音でも拾ってしまう
耳を塞ぐ
耳障りな音が静かに響く
銀色に光るこの最期の想いで
手首をなぞってみたのなら
紅い華が咲クのでしょう
蜘蛛の糸に繋がるこの光の輪
首を通して身体が浮けば
願った世界へ逝けるでしょう
終わりたい終わらない
終われない終わりたい
繰り返される言葉の中に
現世においては罪になる
求めるほどに遠くなる
そこに幾らでもあることなのに
なんでだろうか
いつからなのか
それ以外考えられない
それ以外求められない
それ以外を望めない
それ以外を見ようとしない
鏡に映るのは
誰も知らない●▲■
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