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summer bitch
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作詞 yuu16tc |
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akari
見た事のない制服だった
チェックのピンクに彩られた
ミニスカート
細長い脚
童顔の顔の何処から出るの?
というくらいのハスキーボイス
やたら老け顔のゴリラみたいなツレ
小学生にも見える同級生
あかりと俺の4人
なんとなく集まった
別々の学校の4人だった
きっかけは何だったけ
警察にバレないように
公園で酒飲みをするようになった
酒飲んだテンションで
男女でイチャイチャして
一度しか来ないこの夏を満喫する
気付いたらいつメンになっていた
公園前の駄菓子屋ちゃめっぺ
の前にある酒の自販機
大人の真似をして
大量に買いこんだ缶酎ハイ
酔っ払ってゲームして
罰ゲームで馬乗りになる
だんだんエスカレートしていくゲーム
仲良くなっていくお前と
いけないとこに頭のっけて寝てるお前
だけどくっついてると安心して眠る俺
側から見たら通報されかねない2人の光景
置いてけぼりにさせてる彼女
何も知らないお前の彼氏
周りもその事を分かってるけど
誰も口にはしない
恋人がいる同士が何故か一番くっついてる
この時間を大切にしたい
皆んなが思っていた
暗黙の了解
田舎だから何もない
近くにはイオンしかない
だから集まる イオンのテラスで
学校から帰りに立てる
今日何するか計画を
夜中に4人で
また飽きもせずバカ話
夜は少し肌寒いから
タオルケット持っていって
いつのまにか増えてるメンバー
携帯で音楽を鳴らして
朝まで遊び回る
日が出てきたら帰る合図で
だるい身体起こして
また来週って自転車で帰る
二日酔いの身体のまま
恋人のようで
恋人じゃない絶妙な距離感
それが恋人よりも楽しい
土砂降りの雨の日
飲み会は中止になったけど
どうしてもお前に会いたくなって
公園裏のマンションに呼び出した
初めて2人で会う事になって
肩を寄せ合って語り合った
肩にかかる雨の粒
高まっていく心臓の音
お前といたら何もかも楽しい
恋人の事なんか考えられない
日サロ一緒に入る?
個室だし、立ち焼きだし、
きっとバレないよ
いつ聞いても同い年に思えない
ハスキー声で
お前ははしゃいでいた
カラオケいった時の無邪気な姿
お前といると
何か新しい事をやってみたくなる
駅の階段でお前が
オヤジに円光に誘われて
キレた
オヤジに掴みかかろうとしたところ
止めに入ったツレ
大人の汚さに
何故かお前を汚されたような気がして
腹が立った
お前を見ると不安そうな顔をしていた
俺が出る幕じゃなかった
4人で集まる事に
我慢の限界が来た彼女が
泣いていた
途中で中断になったあの夏の思い出
これで最後にしようって
4人で花火をした
終わりかけの八月だった
きっと一生体験する事のない
高校一年生の一夏の思い出
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