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きみとピアス
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作詞 夕日 |
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夏の夜に揺れた左耳
増えた穴が痛かった
慣れた改札で部屋着のまま
待つきみに渡した
丸いピアスと針
繋いでいたかった
一瞬で終わる痛みでさえ
一生続いてほしいくらい
こうやってまた増えていくけど
塞ぐことなんてできなくて
11時の改札前
左の裾をひっぱって
きみを困らせた
電車は1本 見送った
生ぬるい風が揺らしたリング
誰かの匂いで気がついた
痛み出した左耳はもう
塞ぐことなんてできなくて
一瞬で終わる夏だから
一生が欲しいだけだった
少し曲がっていても別に
そんなのどうだっていいから
生ぬるい風が揺らした髪
きみの匂いが消えなくて
痛み出した左耳はもう
塞ぐことなんてできないよ
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