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雲に描きたい
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作詞 真白 |
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町が静かに今日を手放そうとして
また明日ねって手を振った
揺れるブランコ いつかの君を想いながら
夕暮れの音色に耳をすませていた
君がいた頃と違うメロディに
変わらないものなんてないと思い知った
あの日見上げた雲の形 恋しくて
叫んでいた僕のつまらない熱が
君に移ってくれたらいいのにな
笑っていた君を明日の僕に残したら
空っぽになって夜に終わりたい
町が静かに今日も呼吸をしている
木漏れ日に目を細めていた
揺れる光をただ抱きしめていられたなら
陽だまりの中でだけ息ができたなら
そんなつまらない理想に溺れて
昔話にだけ花を咲かせていたい
白い雲キャンパスにして 描きたい
知っていた僕はつま先に広がる
青に消えたって意味がないことを
笑っていた君を明日も忘れずにいたい
それだけを大切にしていきたい
少しずつ無くしていくならもう
僕ごと一瞬で消してくれ
あの雲に触れてみたいんだ
あぁ、君の声がまた掠れていく
思い出だけしかいらないのに
叫んでいた僕のつまらない熱を
君に全てあげられたらいいのに
笑っていた君の手を引いてやりたかった
空っぽになって夜に終わってく
君の笑顔が昨日に埋れていく
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