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消せない夜を降らせて2
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作詞 邦ロック凡人 |
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先憂の逆の裏みたいな
感情が香る冬の夜
甘い味のする悪気を少し舐めて
不完全な僕を慰めた
ほんの少しの出来心
眩しすぎるくらいの星空が
皮肉っぽく僕を刺す
明日には変わるからさ
せめて今日だけは
今までの日常をなぞらせて
明日になるのが怖いからさ
せめて今日だけは
消せない夜を降らせて
「後悔しても遅いから」
君の口癖だったっけ
今になって傷にしみて痛いよ
いつもより長い一日を閉めて
お湯を沸かしたガスコンロ
昇ってくるダージリンの匂い
いつもより広いソファ
明日には変わるからさ
せめて今日だけは
今までの日常をなぞらせて
明日になるのが怖いからさ
せめて今日だけは
消せない夜を降らせて
今更なにを言っても
今更なにを思っても
責任のない僕の言葉は死んでしまうけど
噂話くらいは耳に入れさせて
僕の知らない誰かの隣で
微笑む君のこと
明日には変わるからさ
せめて今日だけは
今までの日常をなぞらせて
明日になるのが怖いからさ
せめて今日だけは
消せない夜を降らせて
せめて今日だけは
消せない夜を
消したくない夜を
消せない夜を降らせて
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