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水簾下の泡沫姫
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作詞 林檎雨 |
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触れたら消えてしまう泡沫の
刹那に見えた夢物語
あなたと共に水面に描いて
ずっと夢に見ている
あなたに触れられる日を
ずっと願い続けて
いつかきっと届く時まで
未だ手の届かぬ世界に
一人咲いているあなた
その声を聞かせてよ
どうか触らせて
月影が照らす水簾下
泡沫と踊る君は姫君
心惹かれ近付こうと
手を伸ばせど届かずに
刹那の君を見つめるだけ
触れたら壊れてしまう泡沫の
彼方に見えた御伽話の
終わりの時はそこまで来ていて
ずっと傍にいたいそれだけの
願いすら叶わずに
時はただ過ぎてゆく
ずっと待ちわびている
あなたの顔が見える度に
あなたの声が聞こえる度に
ずっと恋い焦がれてたのは
僕だけですか?
月影が照らす水簾下
泡沫と踊る君は消えそうで
心惹かれても近付けず
伸ばした手の置き場所を
探して迷うだけ
泡沫の夢に溺れて
あなただけを見つめていた
月影に照らされながら
あなただけを ねぇ
月影が照らす水簾下
泡沫と踊る君は姫君
風になり花になってあなたの傍にいる事が
叶うならどうか叶えて ねぇ
泡沫のその向こう側
水簾下で踊る君の
悲しみよ辛さよどうか
泡沫に消えてゆけ
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