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渡りの情(なさけ)
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作詞 太田 護葉 |
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一宿一飯 守り抜き
長のわらじに けりつけず
十年六度 出入り沙汰
故郷近く 山里で
囲炉裏ぐらしも はや三年(みとせ)
添い寝長脇差(ながどす) 離せずに
出会う御人が 善人に
皆良き人に 思えたな
甘い思いで 痛い目に
何度会ったか 数知れず
それでも懲りず 求めてる
人の情の 温かさ
米を作れぬ この俺に
握り飯など 分け与え
他人思えぬ その仕草
このまま此処に 埋もれるか
笠と合羽を 再びの
迷い明け暮れ 時重ね
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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