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あの子
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作詞 ゆー |
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あの時のあの子
膝をはたいて
もう泣かないと決めた
まだ柔らかな頬を
拭った
強く唇を結んで
あの子が私を忘れた頃に
あの子は笑っているのだろうか
知らない花を髪に飾って
いつかのように
笑うだろうか
弾むボールの光る緑が
描いた春の放物線
あの子に届け
どうか届いて
いつかのあの子が
微笑む様に
ずっと側にいた
全部知ってた
続くと思っていた
真ん中の二人きり
ほんとは
何も知らなかったのかな
忘れられないあの日のあの子を
痛んではまた胸に押し付ける
知らない花が風に吹かれて
青色がひら
ひらりと落ちる
弾むボールの透ける逆光
受け取る相手もいないのに
さよならあの子
消えない春よ
いつかも今でも
君を思うよ
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