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冬〜完結編〜
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作詞 suzuro |
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今年の冬の散歩は
沿線までの約2キロメートル
夜の川沿いの都会はきらきら
輝いてロマンチック
ちょっとしたイルミネーションで写真を撮って
駅を目指してひたすら歩く
目的地周辺が見えてきた
寒い夜の歩道橋
あれそんなピアスいつもしてたっけ
周りの男に見せてんのん?
見せてないよん、ボクのためにつけてきた
踊り場は香水の匂いが強烈
人々の流れはとめどなく
落ち着いて抱き合う暇もない
人気のないところを目指して
どんどん地下へ向かう
コーナーに落ち着いて
いつもより控えめながら
顔をこねくり回されて少しチュ
思い出にイヤリングを道端に置いてきた
拗ね期に入ったら
もういいです業務頑張ってと
自動音声かのように一点張り
素直に一緒にいたいと
言ってくれたら
切なくも思いは通じ合えるのに
ハッピーバースデーぐらいは
通じ合った状態で言わせてね
寒さに震えて
黒ずくめの格好で街を練り歩く
それだけでも楽しくて
ほくほくになる
それがボクとワタシの本当の冬
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