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ガラクタ時計はそれでも回る。
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作詞 ゴミ捨て場の猿 |
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僕はいつか笑っていて
ずっとそれを望んでて
そんな思考の最果てで
なんで泣いているんだろう
夕暮れの街は切なく
暖かいけれど儚く
虫の囀りがうるさい部屋で
影が消えていくのを待つ
ふと終わりについて思う
こんなふうに寂しいだろうか
なんのための鼓動がわからずに
いつの間にか受話器を取る
向こうで君の声がする
急にどうした?元気にしてる?
なぜだか変に泣けてくる
不思議がる君が笑う
もしもこんな当たり前に
ふと眺めたアスファルトに
当たり前にそこにある呼吸に
エピローグがあったって
何気ない日々の隙間に
受話器の向こうのあなたに
ひび割れた鏡の中の君に
僕は描かれていたい
大それたあんな論理に
分厚いその哲学書に
本当の僕は隠れていない
僕は僕は人間
君は今も泣いていて
忘れたい過去ばかりで
それでもそれを背負った心で
僕と地図を描いてきた
君を嫌った僕がいた
僕を嫌った君もいた
だけど鼓動は消えやしなかった
これが理由じゃ嫌かい?
僕は僕は人間
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