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冬の思い出
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作詞 フール |
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ある寒い冬の日 君によく似た雪が降っていた
キレイで 白くて 誰もがそれに見とれていた
僕は君と手を繋いでいた 誰もがそれを羨ましがった
別に付き合ってるわけじゃない ただ寒いだけ
そう、ただ寒いだけ…
「僕」は「自分」が嫌いだった
だから「自分」の気持ちに耳を傾けなかった
だから「自分」も「僕」が嫌いだった
「なんで?」と、「俺」の声がした
ある暖かい冬の日 君によく似た日差しが差していた
明るくて 眩しくて 誰もがそれを喜んでいた
僕は君と手を繋いでいた 誰もがそれを望んでいた
別に付き合ってるわけじゃない ただ温かいだけ
え?温かいだけ…?
「僕」は「自分」と向き合った
だから本当の気持ちに気付いたんだ
だから「自分」も「僕」に溶け込んだ
「そうだよ」と、「俺」の声がした
あの日「自分」は君が好きだった
その時はその「自分」が嫌いだった
あの日「僕」は君が好きだった
その時はその「自分」も好きだった
ある晴れた雪の降る冬の日
「僕と恋人として手を繋いでくれませんか?」
僕はそう君に告げた
「意地なんてはらなくていいんだよ
自分に素直でいいんだよ
人を愛する事は恥なんかじゃないんだよ」
「俺」は胸を張って、そう言った
ある冬の出来事だった
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