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夏かしさ
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作詞 えしど |
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セピア色の部屋にて
畳に転がり 夏を刻む
弱々しく回る扇風機
風鈴を奏でて 冷夏を届ける
思い描く夏は 蜉蝣のように儚く
一瞬の涼し風
二度と帰らぬ 蝉の声忙しく鳴く
あの夏をもう一度
縁側に座って黄昏
見上げた夕焼け 雲を染める
鼻を掠める夕凪
雨の匂い運んで 蛙が鳴く
消えゆく夏は 空蝉のように虚しく
永遠の水無月
散りゆく運命 蛍の光神秘の乱舞
あの夏をもう一度
陽炎に漂う時を追いかけて
また違う夏が訪れる
なりげなく夏は 虹のように瞬く
希望の朝焼け
限りなく空は 澄み渡り
幻影の灯火
また来る夏をひぐらしに託して
あの夏をもう一度
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