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SOS
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作詞 ろいろい |
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曇天を憂う制服 押し詰められた教室
酸素が嘲笑に喰われて 二酸化炭素の海に溺れる
一斉賛同差す指に 出遅れたって優しさがあれば
どんなときも強くなれると思っていた
掃除用具箱に閉じ込められて
薄汚れたバケツに落とした夢を見てから
叫ぶことも助けを求めるのも諦めた
これは優しさと呼べるかな 強さと呼べるかな
東京という名の箱庭 田園都市線 青い空
眺めたくて 身を乗り出した
このまま線路に落ちて なんとなくで死んだら
みんな私を褒めてくれるかな
こんな人生 こんな命 こんな日々も
いらなかったんだ そう歌わせてくれ
こんなに傷つけられても 誰かを傷つけたくないから
身を張って 懸命に明日を望むふりをする
前を向く 泣きたがる心臓を抑えて
誰も信じられないって「悲しいね」
なんにも知らないあの子が冗談粧し言う
まるで私が全て悪いみたいだな ねえ
ならば道連れにしよう 私を救えますか?
この眼鏡から見た世界は 悪ばかり映し出すから
せめて私が正義のヒーローになれば
愛を愛と呼んで 笑い会えると思っていた
殴られて 割れ落ちた 眼鏡 顔を上げて
やっと見えた 本当の世界には
正義も悪もなかった
こんな人生 こんな命 こんな日々も
価値なんてないよ そう歌わせてくれ
こんなに失望しきっても 誰にも見捨てられないように
身を張って 懸命に誰かの笑い者になる
微笑んでる 締め付ける鼓動 抑えて
残った僅かな大切なものだけは
なにがあっても手放さないように
嘘に嘘を重ねて 矛盾に挟まれ
自分の首ばかり締めて
なんのため?これは優しさと呼べるかな
こんな人生 こんな命 こんな日々も
いらないはずなのに そう歌えなかった
どんなに傷だらけでも 捨てるのが一番怖かったから
身を張って 懸命に明日を望むふりをする
前を向く 死にたがる心臓を抑えて
部屋に篭って 肩を震わせる
この細い糸が切れてしまいそうで
殺されてしまう その前に死ななければ
だって私は 死にたくないから
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