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風鈴の音色
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作詞 りょん |
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遥か遠く消えた
風吹いた街の果て
親もない僕にそっと
教えてくれた
野放し生命の底
嘘もない僕にそっと
答えてくれた
そこにある筈の
次の駅への切符も
無くなりかけた夢の中
ある日聞こえた
風鈴の音色は
心の奥底を揺らす
聞こえた
風鈴の音色は
死んだ様に絶えた
長い朝に消えた
風吹いた街の駅
友もない僕にそっと
伝えてくれた
歪な音色の意味
明日のない僕にそっと
囁いてくれた
ここにある筈の
思い出何かの記憶も
失いかけた炎天下
ああ
孤独ってなんだろう
感情ってなんだろう
誰か教えてこの僕に
何も知らないまま生きてきた
愛すらなくて
誰も居ないなら
もう僕はこのままで良いや
あの日聞こえた
風鈴の音色は
生命の根底を叩く
聞こえた
風鈴の音色は
死んだ様に消えてく
生命の音色
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