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Glass-Age
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作詞 KAZULINO |
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木製のドアに
凭れかかり眠った
退屈な午後は
陽射しだけ眩しくて
授業の切れ間に
二人抜け出すLecture Room
まばらな人影
口づけして歩いた
チャペルの前の芝生
十二時を告げる鐘
不自由な明日さえ知らずに
あなたは まだ慣れない
二十歳の仕草に
戸惑っては 微笑んだ
全てが 風花の中
素顔をさらして
溜息に変わるまでは
そのままで
あなたは何時しか
美しく変わり
そして同じだけ
傷の痛み覚えた
寒すぎた夏に
もう一度口づけて
夕凪に抱かれ
二人背中向けた
少し湿った砂を
右手で払いお落し
どうしてあなたは手を振る
幼い 子供みたい
無邪気な積み木は
作っては壊し そして
季節は ただ移ろい
記憶の欠片が
降り積もる僕と君の胸に
あのころと違う名に
変わったと聞いたから
初めてあなたは思い出になる
ガラスの 靴を履いた
あの日の二人が
駆け抜けた WINDY ROAD 今は
幾つも 置き去りの夢
砕けて散らばり
穏やかな風が
違う春を誘う
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