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線路
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作詞 のりひと |
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線路を途中で変える分岐点はたくさんある。
暗い地下に入る自分もいれば、海が垂れ流れる険しい線路を走る時もある
特急のように目的地をしっかり決めて走りだしたり
準急のように自分をコントロールしたり
各駅停車のように一歩ずつ足跡を確かめたり
どんな自分でもたくさんの人に出会い、別れを繰り返す
あなたの生きた景色を語れるのは時を共にし行き先を共にした人
終点で先頭車両の扉にいた人はあなたと見た景色を振り返りながら自分の残り少ない線路を歩くだろう
新しい切符を手に入れることもなく
ただ、続いていく道を上り
分岐点でも迷うこともなく
先にいるあなたまで続く線路を寂しくなかったと話せるように歩いていく。
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