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甘酸っぱい青春の味 -バドミントン部編-
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作詞 KーKUN |
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体育館で汗をながす あなたを
遠目で見ていられるように入った バドミントン部
シャトルを「パシッ」と打つたびに
ヒラヒラと舞う羽根が キレイで よそ見ばかりしていた
わたしのクリアを上げる 回数が増えた 練習試合
取れそうなスマッシュも わざと 見過ごした
ドライブを続けられるよう たくさん練習した
ヘアピンは あまり得意じゃなかったけど
ドロップは 得意になった あなたがよく使うから
シューズの「キュッ 」「キュッ」という音に
心音が重なる 「キュッ」「キュッ」と胸が絞まる
噴き出す汗を タオルで拭う あなた
目が合うと 少し微笑んで 「えへへ」と にやける
水分補給をしたら すぐに コートへ戻ってく あなた
少しくらい 話すきっかけを作りたくて 張ったガットを押してみる
指が痛いだけで なんの解決にもならない
「ラブオールプレイ」 また練習試合を始めてる
あなたは 今日も シャトルばかりを追いかけている
わたしは あなたを目で追っている
そして シャトルの羽根がヒラヒラと舞い落ちる
もう 7-11 でも笑わなくなった わたし
あっという間に もう 1年が過ぎていた 今日
秘めた言葉(IN)も 行動(OUT)も
「あなた」ばかりで埋め尽くされてしまった
そうこうしてるうちに 部活が終わる 魔法の3時間
散らばった羽根を モップで集めてる 意識が遠退いてゆく
魔法がとける また遠目であなたを見つめる
遠い遠い 道の向こう あなたは手を振っている
わたしの気持ちも知らないで
「おつかれさま」と あなたは家へとかえってゆく
「おつかれさま」わたしの声が届いているのか
そんなの分からないけど とりあえず 大きな声で言ってみる
笑いながら手を振るあなた
ひとりで帰る 帰り道
今日は、アンバサを飲みたい そんな気分。
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