|
|
|
幻聴妄想物語
|
作詞 須藤 秋広 |
|
交差点が青に切り替わり
行き違いになる
初見の名も知らない彼女
確認だけど僕らが出逢う確率は
海に囲まれたこの国では
1億とちょっと分の1の筈だよね
交差点ですれ違う彼女
悔しいほど笑顔が可愛いな
でも何だか不機嫌そうで
愚痴でも漏らしちまいそうな表情で
日々への不満を隠せずに
向こう側へ渡っていくんだね
いつもこんなことを考えてる
他人(ひと)が思うほど
僕らは特段退屈な日々じゃない
誰か 耳を澄ましておくれよ
もしも 君が僕らと同じならば
最新のスマ-トフォン不要で
聴こえるはずの 飽和した会話に
聴き耳を立ててさ
It's only your 幻聴妄想物語
かつて愛した彼女の温度が
鮮明に蘇るさ あの日に巻き戻して
僕の華奢とは言えない手のひらに
君と出会ったはずの街は
醒め切った藍の彩(いろ)
擦り切れるほど観たレンタルDVDの
向こうにいるマ-ティみたいに
時代を巻き戻して
一期一会のはずの君に逢えたらいいのに
誰か 想像の葦(あし)を拡げてみてよ
もしも 君が僕らと同じならば
映画館のスクリ−ン不要で
映写される 真新しい物語を観よう
夜が明けるまで
It's only your 幻聴妄想物語
おはようございますではじまり
こんにちはとコトノハを交わし
こんばんわで幕を閉じる一日の繰り返し
|
|
|