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天国に送る手紙
作詞 ぺこ
もう会えないとわかっていたのに
あの時、涙が出なかった

お手伝いさんには怒鳴るし
ちょっとしたことで怒るし
出て行けと何回言われたかな

本当に私が家を出て行った時
懐中電灯を照らして探しにきた
幼いながらも意地っ張りな私は
足の悪いあなたから逃げた

ママが急いで帰ってきて
物陰から現れた私を
手のひらで叩いた後抱きしめた

そうやって大きくなった私
日に日に老いていくあなたは
いつしかベッド上の生活になって
たまにしか顔を出さなくなった
ベッドの上で1人だったのに
同じ屋根の下で暮らしながら

気づけば家にもいなくなったあなた
お見舞いって何回行ったかな
すぐ怒るあなたがいつも笑っていた
すごく嬉しそうに笑っていた

私は大人になり命を授かり
あなたはチューブに繋がれ静かになって
お見舞い行ってお腹を見せて
また来るねって…

一本の電話で私と母と
あなたの所へかけつけた
最期まで手を握っていろいろ考えた
思い出した怒られてばかりの日々も
1人ぼっちにさせてたあの日々も
今その全てが終わるってこと

そのあと私は母になって
時間がたってあなたを思い出し
もう本当に会えないんだねって
そしたら涙が止まらなくなった
あの時出なかった涙が今になって
溢れ出して苦しくて

もう一度会いたい
ありがとうって言いたい
ごめんねって言いたい
あなたは幸せでしたか?
その答えはもう聞けないけど
後悔だらけだけど私は幸せでした

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 天国に送る手紙
公開日 2015/02/25
ジャンル その他
カテゴリ 家族
コメント 私が幼い頃育ててくれたじいちゃん。認知症などでベッド上の生活になるが私は10代で顔も見せなくなっていた。そんなじいちゃんが死ぬ一ヶ月後に子供が生まれた。抱っこさせてあげたかった。
ぺこさんの情報













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