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勘違い
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作詞 tact |
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俺は水だと思ってた 一粒の雨粒だと思ってた
空を漂い 地に落ちて 乾かぬ内に仲間とみずたまり、、
そう思ってた
俺はただ 空を舞い 雲を追い 仲間を探す そんな旅路を歩む
あいつはいつも前にいる どうがんばっても前にいる
生まれた時にはあいつの中にいた記憶があんのに
何故だが今は外にいる
生まれた時は仲間と一緒に固まって雪になって舞っていた
無我夢中に遊んでた 仲間と一緒
風も雷も寒さも釜の飯を貪るように
誰の邪魔も無邪気に楽しみ舞っていた
なのに 今は独り外に
あいつらはあいつの中にいるのに
俺は外で追いかけるだけ
俺は水だと思ってた 一粒の雨粒みたいなんだと思ってた
空を映し 地を映し 乾かぬ内に仲間と河への旅路、、、
行けると思ってた、、、
俺はただ地に落ち 水を追い 仲間と歩む そんな旅路を望む
あいつらはいつも下に行く 俺はどうしても下いけず
生まれた時からずっと一緒だったはずなのに
何故だが俺は付いていけない
あいつらはもうずっと下に滲みてって見えなくなった
無我夢中に探してる 独りで必死に
土と土と土との隙間を這いずるように
俺の邪魔する者共を憎悪しながら
下に 道は何処にも無いのに
あいつらは大勢の中にいるのに
俺は一人泥で遊ぶだけ
俺は水だと思ってた 一粒の泥水なんだと思ってた
土を吸い 血と混ざり 汚れても仲間で浄化
出来ると思ってた
俺はやっと混ざりあえた 仲間に抱えられ河になったと思えた
あいつらはなぜか他人のように 俺と他人行儀に
生まれた時は一緒だったろ? 一緒に空から舞ってきただろ?
何故だが俺は一人沈んでく
あいつらは上に下に遊んで楽しそうで俺は一人くそったれ
無我夢中に泳いでみたけど泳げない 仲間と一緒に
あいつもあいつもあいつもあいつも仲間じゃない
俺は独り沈んで冷静に振り返っていた
そしたら おれは水じゃかった、、
あいつらと一緒に生まれた筈なのに
俺は只の汚い塵だったんだ
俺は水だと思ってた こんな汚くてもちょっと汚れてるだけだと思ってた
土をおしのけ 水を目指し 仲間だと思ってた奴等を追っていた
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