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君のサヨナラと僕のさよなら
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作詞 忠犬jun |
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緩やかな坂道を登りきったら
少し冷たい風が吹いた
君と別れたあの日のまま
変わらない街並み
昨夜 偶然 君を見かけた
僕の知らない服
少し伸びた髪が風に揺れて
遠ざかってく後ろ姿を
立ち止まって動けない僕は
見つめることしかできなかった
あの日のサヨナラを
受け入れられなかったのは
君のいない毎日を
考えられなかったから
何度も抱きしめた感触も
その優しい香りも
消えてしまうことが
恐かったんだよ
気がつくと もう君は
どこにも見えず
行き交う人が僕を笑い
色を変えてく信号機が
儚い恋のよう
桜色した四月の雨が
街灯に照らされ
静かに降りだした
春も終わる
桜の花は散る時を知る
それなのに
僕は知らなかった
君との別れを知らなかった
あの日のサヨナラも
見逃していたサインも
君が泣いていたことも
何も見えてなかったから
君の涙さえも拭えない
その悲しい終わりも
それでも君のことが
好きだったんだよ
緩やかな坂道を登りきったら
少し冷たい風が吹いた
あの日のままの
変わらない僕と街並みに
さよならを言おう
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