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白い月
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作詞 くろちゃん |
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2014年7月11日
午後6時24分 僕は環状線の
貝沢交差点で信号待ちをしている
台風8号が過ぎた猛暑日の一日は
まだ衰えを知らず 西陽が容赦なく
照りつけ車の影が前方に長く伸びる
東の空を見上げれば鉛色と純白の
雲が帯となり流れ まだ暮れ残ってる
水色の夏空には 白い大きな月が
白い大きな月が
SF映画のように
地球を見おろし笑う
なんて小さな僕らだ
遠く北海道の沖で台風が温帯
低気圧に変わった知らせを
ラジオの天気予報が静かに伝える
大自然のなかに生かされたまま
また尊い命を奪って過ぎた
なすすべなく待つしかできずに
白い大きな月よ
満月間近の光よ
神秘の力を携え
なんて小さな僕らだ
白い大きな月よ
まだ明るい空に
じっと見守ってくれ
こんな小さな僕らを
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