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待ちぼうけ
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作詞 烏星修助 |
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思い出の葉が凩にさらわれた頃
がらんどうの改札にわたしはひとり
あなたと歩いた帰り道
手を取り合えず 夜空を仰いだ
遠くへ 遠くへ
見えぬ程遠く 走りました
この声など枯れても
構わない 構わない
言い聞かせるように
胸の内でそっと呟きながら
あなたはわたしを追い越して
無様な傷を残し笑う
わたしは次の駅へと
舵手にして漕ぎ出せない
遠くへ 遠くへ
見えぬ程遠く 走りました
この声など枯れても
構わない 構わない
言い聞かせるように
胸の内でそっと呟きながら
泣いて 泣いて
ひだまりを探す
ことなどせずただひた向きに
笑って 笑って
隣のあなたを
ずっとこの場所で待っています
今隣にいるあなたへ
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