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肉刺(まめ)の固さ、」欠伸の仕方。
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作詞 沙智 |
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道端で誰かが唄ってる
「完璧なモノなどありはしないよ」と
諦め 夕暮れ色の声
流すこと慣れた心臓に
何かがストンと落ちたんだ
ヒトっていうのがなんだか難しくて
傷ついてみたり傷つけたりするけど
女の子に生まれてきたキミに
呟いた「勇ましい」も褒め言葉
地球の裏側にキミがいて
キミの姿が見えるボクなら
キミの中指の下にできた
肉刺(まめ)の固さも知らないまま
道端で誰かが泣いている
「完璧になんてなれやしないの?」と
どこかで聞いたような話
動いてるだけの心臓が
ギュッと捕まれた気がしたんだ
人っていう字がなんだかうれしくて
ワケもなくキミに寄り掛かってみるけど
男に生まれたボクだから
手を伸ばす花だってあるだろう
部屋の端っこにキミがいて
それでもキミを理解(わか)った気でいたなら
時々なんだか猫に似た
欠伸の仕方も知らないまま
地球の裏側にキミがいて
キミの姿が見えるボクなら
キミの中指の下にできた
肉刺(まめ)の固さも知らないまま
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