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城下の王子様
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| 作詞 白い桜 |
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毎日毎日つまらないわ
何処へ向かうにも護衛がばっか
お食事中はいつも一人
話相手は人形だけ
そんな中唯一楽しみなのは
この国の城下町に住んでいて
ほとんど毎日会いに来てくれる
彼と一緒にお話すること
ただ私少し心配なの
この城内へは進入禁止
それでも彼は私のために
危険を冒してやって来る
お願いお願い見つからないで
彼が城内に入っていること
お願いお願い見つからないで
彼と私とのこの関係
お願いお願い見つからないで
夜の方が重い進入者への罰
お願いお願い見つからないで
私の城下の王子様
ある日パパが私にこう言った
「夜中に誰と話しているんだ」
私はとっさに嘘をついた
「サリーちゃんと話してるの」
その存在を忘れそうになってた
小さい人形のサリーをみつめた
彼との話が楽しいせいで
最近この子とお話してない
お人形さんと話していたのは
他に話し相手がいなかったから
私の話し相手は彼がいる
人形を置いて彼のもとへ
お願いお願い見つからないで
窓辺の樹の上にいる王子様
お願いお願い見つからないで
そう願うことも忘れてしまって
楽しい楽しい彼と話してて
つい大声で話してしまった
お願いお願い見つからないで
私の部屋の扉が開く
彼は見つかって捕まって
容赦なく牢にいれられて
私の言葉は無視されて
下された判決は死刑
彼の牢屋の鍵を持って
私は彼を助けだした
ごめんねそれでも助けたかわりに
私を遠くへ連れてって
お願いお願い騒がないで
パパママ執事その他の大勢
お願いお願い追いかけないで
私のあとを彼のあとを
お願いお願い捕まえないで
私のことを彼のことを
お願いお願い殺さないで
容赦なく彼は殺された
お願いお願い笑わないで
余計に悲しくなりそうだから
お願いお願い置いてかないで
私がまた独りになってしまう
お願いお願い動かないで
私は槍構えた兵士に突っ込んだ
お願いお願いそこで待っていて
私だけの王子様
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