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無題_思い出
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作詞 戌ノ助 |
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煙草くゆらせる午前4時
だるけた指の先から
落ちてく冷えた灰屑が
赦しを乞うた跡を嗤う
希望に満ちた明日なんか見えないし
存在意義を見出すために生きるなんて
そんな大それた意義なんか今のぼくは知りゃしない
今を生きてゆくことが辛くなって
目隠して他人を羨んでそんな自分に嫌悪して
飛び降りた窓に手を伸ばしても届くことなくて
でもそんな毎日だって貴方の言葉が背を押してる
今だって、今だって
濡れていく靴の底から
染み渡ってく感覚
このまま溶けていけたらって
傘もさせずに空を見ていた
僕の立つこの場所が目指した場所なのか
不鮮明になる曇っていく視界が嫌で
そんな閉じこもる僕に絡みついていく、叫んだって
今を生きてゆくことが辛くなって
目隠して他人を羨んでそんな自分に嫌悪して
飛び降りた窓に手を伸ばしても届くことなくて
でもそんな毎日だって貴方の言葉が背を押してる
今だって、今だって
君が言った あの時の言葉が泣きたくても
逃げたくても 諦めたくても
いつだっていつだって暖かさをくれて
今を生きてゆくことが辛くなって
目隠して他人を羨んでそんな自分に嫌悪して
飛び降りた窓に手を伸ばしても届くことなくて
でもそんな毎日だって貴方の言葉が背を押してる
今だって、君がいるから
明日が怖くて泣いていたって
部屋の光を落として助けてって叫んだって
飛び降りて空を見上げて素敵だねって呟いても
この傷が癒えることはないけれど
いつか君がくれた言葉を抱いてぼくは何度だって進もう
今だって、今だって。
きみが愛したあの言葉を。
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