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ねえ
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作詞 しろん |
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記憶の淵に質されて あの時を考えてみると
ただただ曖昧な現実が私を蝕んでいった
焦って辿った先に見えたものは 限りない絶望だった
正直 ここまでなるなんて考えてなくて
強くなりたかった先の 弱さの引き金だったんだって
今じゃちょっと笑える話で
あの時は一人でいることが怖くて
だけど誰も来てくれないって時に
君が見えたもんだから
どうしようもないくらい 嬉しかった
自分のせいなのに 誰かのせいにしたくなる
盾が破れた事だって 自分が何かを求めたくて縋った結果なのに
どうしても あの時の記憶が 憎くてしょうがない
流した涙は わがままさが溢れる涙で
それでも流しておきたかった私は 悲劇のヒロインだよね
犯した罪の重さを知ってしまうと
生きていくことが居心地悪いから
今は何も知らずに笑っているよ
そうしていくうちに また分かっていくから
繰り返していく過ちは 形跡を紡ぐためにあって
術を探すよりも たゆりなく過ごすことで
見つかっていくようなもんだと思っているから
今はまだ焦らないでいることにする
こんな傷をただ 何も言わずに 愛してといったら
それこそわがままになってしまうのでしょうか
ねえ 君は今 何を想い 生きているのでしょうか
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