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夜明けの風
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作詞 ざわわ |
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時と共に消えゆく運命(さだめ)と知って
浅黄色の空を見上げて
見えぬ明日(あす)へ向かう僕は
この時代の終わりに見つけた光
誰かの胸に灯るように
闇をほどく風になろう
うそぶく夜明けに世界は笑った
「愚か」だと ただ「無意味」だと
血塗られた胸に求め続けた
「生きる意味」 かき消されても
信じた一縷の光 ここに掲げ続けた誠
命 ある限り
今を咲き誇る花もやがて朽ち果て
新たな命が芽吹いてく
終わりなき連鎖に僕は
為す術もなく奪われていくだろう
屍を月が照らすだろう
時代の幕開けと共に
泡沫の夢はやがて消される
はじめから なかったように
それでももしまた生き直すなら
同じ道 辿るだろう
失うことの痛みと 失われる誰かの痛み
肩に 背負い行く
遥か彼方でこだます声が
途切れぬ誓い 揺るがなき証
ざわめく世界でただひとつ
確かなもの この手に 抱(いだ)き続ける
時と共に消えゆく運命と知って
浅黄色の空を見上げて
見えぬ明日へ向かう僕は
この時代の終わりに見つけた光
誰かの胸に灯るように
闇をほどく風になろう
はじまりと終わりを告げる夜明けに
駆け抜ける一筋の風よ
闇を溶かす光となれ
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