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りたーんらいと
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作詞 みほ |
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暗闇をパッと照らした
その光を追い続けて
辿り着いた先はいつの間にか
廃校になった母校でした
馴染む机に汚れた椅子
小さいはずなのに
そばで話す友人は
二年前に交通事故で亡くなった
過去なんて忘れてた
見て見ぬ振りして嗤ってた
なのに僕に見せるなんて
これはなにかの戒めでしょうか
りたーんらいと・今すぐ戻して
世界にも人間にも
全てに絶望してるから
りたーんらいと・あいたいと願う
初恋のあの子は
すでにお見合い結婚はたしてた
『最高』イカサマパラダイス
僕の頬をそっと拭き取る
白く赤染みたハンカチ
慰めてくれたあの君は
もうどこにも見当たらない
そっと照らした道すじ
乱雑に転がった教科書
そばを通った友人は
いじめられて自殺した
過去なんて忘れたかった
見て見ぬ振りして嗤いたかった
なのに君が見るなんて
毒味よりも素晴らしかったよ
りたーんらいと・僕をずっと見て
人類はもうとっくに
最終話を突っ走っていて
りたーんらいと・照らし出す前に
証明などはいらないから
戻れない昨日へ手を伸ばして
『最低』気圧に押し潰されそう
足元に落ちていた
羽がもげた紫の蝶は
もう尽きるその命の果てに
僕をみて微かに動いて
リターンライト・もうそろそろ
終わりにしたいんだ
この永遠のループから
【本当の"僕"を見つけて】
りたーんらいと・最後の最後に
照らし出されたその姿は
僕に何もかもそっくりな
【僕ではない何か】だった
りたーんらいと・さぁ戻ろう
これからの事なんてもういいんだ
過去に取り付かれた僕の果てに
未来なんてなかった
りたーんらいと・真っ暗闇を
明るく照らし出す事ができるのに
スイッチを押せない
僕はそんな単純な奴なんだ
りたーんらいと・夢を見たんだ
僕と君が主人公で
普通な当たり前の生活が…
『とても愛おしく思えたよ』
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