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木の実
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作詞 元希 |
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僕は君の居ない世界の住人
ぽっかりとくっきりと出来た世界でひとり
テクテクとシクシクと歩いてく
どこまでいけば果てに辿り着くの?
そこに君が待っている気がしてさ
いろんなルートを辿るけど
やっぱりスタート地点がゴール地点なの
君の居る在処に僕をただ連れてってほしいんだ
目を閉じれば君が目の前に居るんだ
その笑顔が愛しいんだよ
伸ばした手は冷えた風を掴む
目を開ければそこには何も無かった
回る回る 君を軸にして
揺れる揺れる 君を帆にして
巡り巡るこの世界に君は居ないのに
込み上げた君が零れたよ
落ちた所に芽が出たよ
そしたら大きい木が生えたよ
実がなってそれを食べたよ
食べるにはまだ早かったかな
苦くてすっぱくて顔歪めたよ
そんな此処をスタート地点にしてみたよ
木の枝を折って僕の武器にした そう、これが「キボウ」
僕は君の居ない世界の勇者になるよ
君との想い出が景色を築く
どれもこれも眩しくて目をつむった
君は居たよ 確かにこの世界に それが残像でも
目を閉じれば君と逢えるんだよ
その笑顔はずっと忘れないよ
閉ざした口を開いて零した君
そして目を開ければそこに拡がる世界
君と居たこの世界で
希望振り回して生きてみせるよ
僕は君が居た世界の勇者
しっかりとはっきりと見出した意味
あの木の実もきっと熟した頃
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