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思い出の本
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作詞 kei mito |
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あなたに借りて 返し忘れていた
あなたが好きだった 赤毛のアン
読みはじめたけど 読み終わらなくて
いつの間にか机に 置き忘れてた
今となっては 返せないわね
渡すべきあなたが もういないから
何気なく手に取り ページをめくる
挟みこんであった 紙切れが落ちる
拾い上げ広げた 小さな紙切れは
あなたが書きかけてた 私への手紙
見慣れた優しい あなたの文字で
私への愛を 書き綴っていた
もしかして私に 気付かせようと
わざと挟み込んで いたのでしょうか
手紙を目で追う 私の瞳が
涙で隠されて もう読めないです
失くした愛の 大きさに今更
悔やんでみても 遅すぎたわ
あなたの匂いが 残るものすべて
私の傍から 消えたはずなのに
一冊だけ残った この本があなたの
想い出の灯火 灯し続ける
あなたの手紙 もう一度たたみ
本の中へと 挟み込む
想い出と一緒に 挟み込む
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