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紫陽花の色
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作詞 海花 |
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世界中がみんな疲れて
雨を凌ぐ手立てもない
張り付く髪を気にもせず
目的地を目指す姿は
毛並みの濡れた野良猫よりも
哀れなそれと酷似している
かわいいラッピングの花束
雨の滴で汚されてゆく
私の恋も蕾のままで
花びらだけが汚されるのか?
私はあの子じゃないし
私はあの子になれない
だから私にあの子を探さないで
私はあの子と趣旨が違うし
私はあの子を見たことが無い
だから私にあの子を押し付けないで
アナタを困らせたり
アナタを悲しませたりする
あんな子にはなりたくないから
祈りを無駄に殺さないで
この雨に打たれて
重くなる心はみんな同じ
アナタだけ特別に
なんて 扱う気はない
まだまだ距離は遠退ける
この先には違う男がいる
そう信じたら
この雨が心地好い
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