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無題
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作詞 神風 |
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ふと目が覚めた夜更け
抱き締めて眠ったはずの
温もりが消えていた
一人抜け出すベッド
「どこにいった?」
何て思わないのは
いつもの場所があるから
そっと覗いたベランダに
愛しい背中が震えてた
手をのばせば届くはずなのに
今夜も何もできないまま
手を握りしめる
その舞い散る雪より
この腕で
辛いと泣いてくれたら
恐いと告げてくれたなら
その背中を抱き締めて離さないのに
漏れる嗚咽に「どうしたの?」も聞けないまま
一人ベッドに戻り
暗闇に紛れ無力さを飼い慣らす
そっと腕のなか戻る君に
眠ったフリで告げる言葉は
どう響くの?
あの舞い散る雪となり
震える肩に寄り添えたなら
僕の気持ちを
そのまま告げられるのに
その舞い散る雪より
この腕で
辛いと泣いてくれたら
恐いと告げてくれたなら
その背中を抱き締めて離さないのに
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