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未定
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作詞 哀川 |
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久しぶりに開いた携帯に
新着メールが一件きていた
宛名はすごく懐かしい
君の名前が書いてあった
中身を見るのが怖くて
躊躇いがちにボタンを押すと
君から僕への言の葉と
知りたくなかった真実が1つ
「結婚が決まったの」
僕は携帯を握り締めたまま...
あの時伝えていればよかったな
「君のこと、好きだよ」なんて
今はもう言えない言葉が
手のひらから零れ落ちてく
もうなにもかも遅いのに
まだ諦めきれてない僕と
どんどん離れていく君に
手がまだ届くうちに言えるのだろうか
嫉妬で狂いそうな頭
結婚式なんて上の空で
相手の顔と君を見比べては
溜め息が1つ零れる
全て壊してやろうか
この式も2人の未来も
なんてことも考えるけど
やっぱり僕にはできなくて
「それでは誓いのキスを」
僕はかたく目を閉じて...
やっぱり後悔が押し寄せてきて
「僕は君のこと、好きだったよ」
今この場で叫んでやろうか
そんな衝動に駆られる僕は
走馬灯のように駆け巡る
君との昔の思い出が
胸が苦しくなってきて
もうこの場から消えてしまいたい
大好きだったんだ
君のその長い髪も目も肌も指も
全部全部全部全部全部
...大好きだったんだ
僕のものにしたい全部全部君を...
何もかももうどうにでもなればいい
「僕は君のこと、今でも好きだよ」って
大声で叫んでやるさ
君の未来は僕のものさ
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