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それでも私は、咲きたいと願う。
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作詞 もも |
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いったいこの世界に
どれだけの人が
生き生きと生きているだろう。
私はいつも輝く誰かを眺めているだけ。
こんなにも世界がぼやけて、
かすれて見えるのは
きっと誰のせいでもなく、
意味など見いだせないのに
この場所に私が留まるからで。
そうすることで守れるものは、
くだらない情けと
私がこれ以上自分に
がっかりしないための精一杯の今。
何かを、変えなければいけないなんて
ずっと前からわかってる。
激しい自己嫌悪、
時々とても破滅的な気持ちになる。
私が見ているこの色のない景色を壊したくなる。
自由なんて、どこにもない。
私は私にしかなれない。
輝いた空は、卒業と同時に失くした。
あなたのひっぱったマフラーのぬくもりも、
夢を追いかける背中も、
あの雪の日、
そばにいきたくて、気にしてほしくて、
あなたの声に振り向かずにいた後悔も。
今はもう、幻でしかない。
あの頃に描いた私は笑っていたと思う。
変われていないからここから抜け出せないの?
変わってしまったからここにいるの?
手を伸ばしたら、
微かでも光は掴めるのだろうか。
立ち上がって走り出せば、
世界は色付いてゆくの。
私はそれでも、咲きたいと願う。
いつかきっと輝けると、そう信じる。
私は生きてる。
明日が来る事を選ぶから。
輝く術は、最初から知ってる。
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