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街
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作詞 BREMEN |
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景色が流れて行く
時速100kmで街は流れる
僕は椅子に腰掛けたまま
ただ呆然と流れるまま
薄暗い雲はやけにけだるそうで
篭った空気が街に漂う
何にも起こらない日常に
そろそろ嫌気が指した
毎日流れるだけの日々なんて
そこらに腐るほど横たわってる
物事を進めようとしたところで
足が動く気がしない
僕の脳みその裏側で
まだ君が引っ掛かってんだ
蘇る記憶
呼びかける声
窓を伝う雫が一つ
僕の目に飛び込んで消えた
そろそろ空が泣きはじめる
傘の華が咲きはじめる街
くるくる回る傘
ぐるぐる廻る僕
頬を濡らし歩く人
息を切らし急くように
雨はゆっくり佇むように
ただ街を洗うだけ
ゆっくり傘の華が閉じる頃
僕はただ流れた街を見ていた
くるくる回る人の中を
僕は一人歩いてく
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