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投身
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作詞 ゆのこ |
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ここから飛び降りて 君に逢いに行きたい
逢えるかわからないけど
君に逢えたら なんて声かけようかな?
声が出るかわからないけど
同じ教室で君の隣
幼馴染みだけど
君のことが好きだったんだ
君はどう思ってるかな?
君は涙声で僕に電話をした
どうしたのっていうと
怖いと震えた声で君は言う
たとえ世界が君を 殺そうとしたって
僕だけは君を守るんだ
昔誓った太陽 今も昇ってるかい?
消えてしまってるかな
セカイガキミヲコロシタガル
ボクハキミヲマモリタガル
キミハナミダヲナガシテイル
ソンナノミテイラレナクテ
君はさよならと言って笑う
学校の屋上で
僕への遺書を残して
君が空から堕ちて 消えてしまうというのに
僕は気がつかないまま
落ちた音と同時に 僕は屋上へと走る
涙が零れるのを防ぎながら
『あなたに出逢えて良かった。
あなたの声が気持ち良かった。
私はあなたのことが。
好きだったんだ。』
たった四行の消えそうな文字に
僕は涙を流して
屋上のさくを乗り越えた
ここから飛び降りて 君に逢いたいんだ
逢えないのは目に見えてるけど
抑えられない思いを 抱きしめることが
耐えられなくなってきたんだ
ここから飛び降りたら 君はなんていうかな
声なんて聞こえないけど
ここから飛び降りたら 君の声に触れられるかな
という希望的観測を呑みこんだ
まだ伝えて無かった 君が好きだなんて
言いたいのに言えないなんて
空しいだけだろう? そんなの耐えられるかい?
僕には耐えられないんだ
ここから飛び降りた僕は 君を見つけたんだ
僕は君を抱きしめた
屋上から投身自殺 君を探して堕ちる
君とは真逆の地獄に
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